住宅(都市部)

都市部にあるフィジーの家は近代的な作りの物が多く、コンクリートで出来ている家がほとんどです。家の中はいわゆる洋間で、日本の家のそれと大きな違いはありません。しかし、セキュリティーに関しては大きく違っています。
まず、フィジーの都市部の家では敷地がフェンスと有刺鉄線で囲まれているのが普通です。門も鎖と南京錠でロックします。ドアは二重になっており、昼間は外側のドアだけ閉めて、内側のドアは開けておきますが、寝るときは両方閉めます。窓はバーグラーバーといって鉄網で覆われており、泥棒の侵入を簡単には許しません。さらにはセキュリティーシステム(日本で言うセコムのような?)を導入している家もあります。
フィジーに来た当初はずいぶんと物々しい防犯対策に驚きましたが、よく考えれば、日本の家屋のように簡単にガラス窓を破れて侵入できる家の方が危ない気がします。

また、フィジーでは庭のある家がほとんどで、ガーデニングや家庭菜園も盛んです。庭で番犬を飼っている家庭も少なくありません。家の外観.JPG家の外観。敷地はフェンスと有刺鉄線で囲まれています。鉄製の門には鎖と南京錠が付けられています。

室内とある家のリビング。ソファーが置いてあって、テレビとDVD,、さらにはプレイステーションまであります。日本と大して変りません。ただしこの家はミドルクラス以上と思われます。

ドア.JPG ドアは二重になっています。
窓
窓は日本の様式と異なり、風通しのよい構造をしています。

窓の外側外側から見た窓。バーグラーバーで覆われており、簡単には侵入できない構造になっています。

ADT警備会社と契約している家庭もあります。これはそのサインボードです。

電話

○電話(固定電話)
フィジーの都市部では電話は問題なく使用できます。基本料金が11.5ドルで、通話料は市内通話で16セント/一通話、遠距離通話で20.76セント/一通話、固定電話から携帯電話で50.12セント/一通話となっています。一通話あたりなので長話するならお得です。
また、電話を利用しなくてもインターネットをつなぐ場合や、住宅警備システムを導入する際には固定電話を契約する必要があります。また、新規で申し込む際には高額のデポジットが必要となります。
※2011年データ
詳しくはテレコムフィジー(TFL)HPで確認してください。http://www.tfl.com.fj/

○電話(携帯電話)
フィジーでは携帯電話は広く普及しています(人口100人当たり71人(2008年))。子供、お年寄り、専業主婦以外の人なら大抵所持しています。携帯電話の会社はボーダフォン、インク、デジセル等があります。お店に行って証明写真とパスポートのコピー等の証明書を持っていけば契約できます。電話本体の値段はシンプルな機能のものだと数十ドルで買えます。また、金に糸目をつけなければ、最先端の物もあります。
筆者が利用しているボーダフォンでは、通話料は諸条件によりますが、36~45セント/分です。
国際電話は、さすが国際的企業であるボーダフォンだけあって、一部の例外を除いて世界中70セント/分です。
例外:Tahiti, Marshall Island, Micronesia, New Caledonia, Western Samoa, Cook Islands, Kiribati, Niue, PNG, Tuvalu, Wallis & Futuna, Palau, Tonga, Vanuatu, East Timor, Nauru,
Norfolk Island, Solomon Islands and Tokelau and all Satelite Calls

基本的に携帯はプリペイド(料金先払い制)で、お店でリチャージカードを購入して、裏に書かれた番号を携帯に打ち込んでポイントを入れます(各社同じシステム)。時折、購入金額の3倍から5倍の金額がリチャージ出来るセール期間があって、その期間にリチャージすると、実質通話料が1/5~1/3になるので大変お得です。しかし他の携帯会社との競争が激しいのか、かなり頻繁にセールを実施しており、正規の値段でリチャージしている人はほとんどいないと思われます。

携帯とリチャージ.jpg

携帯料金表

携帯料金表(ボーダフォン)

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