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フルーツ

tropicalfruits

マーケットにはいつも豊富なフルーツが並ぶ

南国といえばトロピカルフルーツ。フィジーのマーケットでも年中果物が並んでいます。しかも安い。
概ね一年中見られるのがパパイヤ(フィジーではポポと言われる)。一山(3個ぐらい、大きさにもよる)2ドル前後です。日本だと一個数百円するのでかなり安く感じます。パパイヤは成長が速く、手間もかからず、種を播けばそのうち勝手に実がなるので、庭に植えている家庭も少なくありません。味は値段とは不釣り合いなほど美味しいです。

バナナも一年中あります。値段は1ドルから5ドル程度。意外に高いです。話によれば、村にバナナを買い付けに来る業者が安く買いたたいて、マーケットで高く売っているのだとか。バナナも特に世話をしなくとも勝手に実がなります。空き地や住宅地に普通に自生。

パイナップルも大体いつもマーケットにありますが、11月ぐらいが多い印象を受けます。やや小ぶりながら芯まで食べられるパイナップルは3つで2ドル前後。甘くておいしい。これは自生しているのを見たことがありません。

マンゴーは年末がシーズンで、それ以外ではあまり見かけません。種類もいくつかあります。一山(6個程度)1ドルか2ドル。マンゴーも普通に公園や家の庭に生えています。しかもマンゴーの木はかなり大木になるので、一つの木に大量のマンゴーがなっている光景もよく見かけます。つまりマーケットで売っているのも原価は無料である可能性が大?です。完熟する前の青いマンゴーもよく売られており、これはスライスしてトウガラシにあえて料理します。

スイカもよくマーケットで見かけます。大きさによって値段は異なりますが、数ドルです。フィジーのスイカはあまり甘くありません…。しかしフィジー人はスイカが大好きなようで、その食べる速さにはいつもビックリしています。

他にリンゴやオレンジもありますが、これらは輸入品です。

ロボ料理

 ロボ料理は地中に掘った穴の中に焼けた石を置き、バナナの葉を敷き詰めた上に、葉やアルミホイルに包んださまざまな食材を置いて、その上に土をかぶせて数時間蒸し焼きにする料理で、フィジーのみならず他の大洋州の国々でも見られる伝統的な料理です。なお「ロボ」とは地面に掘った穴のことを言います。
使われる食材は、ダロやキャッサバ等のイモ類、チキン、豚肉、魚、パルサミなどなどです。味は作る人にもよると思いますが、筆者の食べたロボ料理はニンニクやココナッツミルクでとてもうまく味付けがされており、非常に美味でした。また、焼きキャッサバ・焼きダロも香ばしく、普段の茹でたものより味は格段に上がります。フィジアンだけでなくインディアンも日本人も大好きなロボ料理ですが、料理は穴を掘ったり石を焼いたりと大がかりになるため、お祝い事などの特別な時にしか作られません。
もし、ロボ料理が食べたいならば、
1.知り合いのフィジアンに頼んでみる。
2.高級リゾートのレストランに行く。街の普通のレストランではロボ料理はない。
3.ブラフェスティバル等の出店でロボ料理が販売されていることがある。
等の選択肢があります。普段気軽に食べられる料理ではありませんが、苦労してでも食べる価値のある料理だと思います。

ロボの石

まずは穴を掘って石を焼く

ロボの食材

食材をバナナの葉に乗せて包む

ロボ土をかぶせる

土を被せて数時間蒸し焼きにする

ロボ料理

ロボ料理完成。非常に美味。

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