ディワリ

densyoku

電飾で飾られた家

ディワリとはヒンドゥー歴のお正月に当たるお祝いの日です。しかしながら、日本の正月のような厳かさは感じられず、別名「光の祭典」と言われるように、電飾で家を飾り、花火で遊ぶという派手で煌びやかなお祭りです。
ヒンドゥーのお祭りですが、ヒンドゥー以外の人もヒンドゥーの友人の家に誘われて一緒に騒ぎます。その日の挨拶はみな「ハッピーディワリ」です。
ディワリは通常10月末から11月初めにあり、その日は祝日となります。しかし、街はその数日前からお祭りムードになり、各家庭では競うように家屋を電飾で飾ります。また、お店ではディワリセールが行われ、街の人通りがグッと増えます。当日の夜は花火が街のあちらこちらで打ち上げられ、途切れることがありません。フィジーのヒンドゥー教徒は3割程度ですが、ディワリはフィジー全体の空気を一変させるフィジー最大のお祭りであると言えます。
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夕方になると家の門や出入り口に素焼きの小皿に油を満たしてこれに明かりが点されます。これは、幸運を運んでくれる神様が迷わないように夜を明るく照らすという意図だそうです。
なお、ヒンドゥーの人はディワリの数日前からベジタリアンになり、当日も肉は出ません。しかし、腕によりをかけたベジタブルカレーとインディアンスナックをみんなでいただきます。酒もご法度ですが、カバ(グロッグ)はやります。また、ディワリ前には日本の大みそかと同じで、家を大掃除してディワリを迎えます。フィジー全体のお祭りであっても、やはりヒンドゥーの人々にとってディワリは神聖な日です。

スポーツ

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広場のゴールポスト

○ラグビー
フィジーはスポーツが盛んな国ですが、その中でもラグビーは国技と言ってよいほど人気は絶大です。フィジーナショナルチームは世界でも強豪として知られ、特に7人制ラグビー(セブンス)では世界選手権で90年から92年まで3連覇、更に97年から99年まで再び連続優勝しています。 ラグビー選手は子供たちの憧れです。どこの学校にも校庭には必ずラグビー用のゴールポストが立っていますし、放課後や休日には子供たちがラグビーボールを追いかけまわす光景が街のあちらこちらで見られます。 また、大きめの公園ではしばしば大人のチームの練習も行われており、国民的スポーツとしてのすそ野の広さが感じ取れます。
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ラグビー日本対フィジー戦

・2010年日本代表対フィジー代表戦
2010年6月に日本代表がフィジーにやってきて、フィジー代表と闘いました。スタンドはほぼ満員でしたが、日本人はごく少数でした。基本的にはフィジーの方が格上ですが、日本も弱いチームではないので勝つ見込みは十分にあると期待したのですが、結果は22-8で日本の負け。しかし、会場は大盛り上がりでした。

○サッカー
こちらの発音では「ソカー」。おそらくラグビーに次ぐ人気があり、公園でもよくサッカーの練習や試合が行われています。プレーした人の話では草サッカーのレベルはそこそこ高いそうです。どちらかと言うとインディアンに人気。

○バレーボール
男女ともに人気のあるスポーツです。庭にバレーボールのコートがある家もあります。

○ネットボール
日本ではなじみがありませんが、ドリブルのないバスケットボールのような女子スポーツです。

○野球
競技人口は極めて少ないですが、一応ナショナルチームもあります。実力は今の所??ですが、身体能力は高いので今後に期待です。日本が普及に一役買っています。

○空手
空手は意外に知られています。競技人口はそれほど多くはないと思いますが、みな興味はあるようです。

○その他
・クリケット
・ボクシング
・ゴルフ
・ウエイトリフティング
等は新聞のスポーツ面などによく載っており人気の高いスポーツと言えそうです。

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