ロボ料理
ロボ料理は地中に掘った穴の中に焼けた石を置き、バナナの葉を敷き詰めた上に、葉やアルミホイルに包んださまざまな食材を置いて、その上に土をかぶせて数時間蒸し焼きにする料理で、フィジーのみならず他の大洋州の国々でも見られる伝統的な料理です。なお「ロボ」とは地面に掘った穴のことを言います。
使われる食材は、ダロやキャッサバ等のイモ類、チキン、豚肉、魚、パルサミなどなどです。味は作る人にもよると思いますが、筆者の食べたロボ料理はニンニクやココナッツミルクでとてもうまく味付けがされており、非常に美味でした。また、焼きキャッサバ・焼きダロも香ばしく、普段の茹でたものより味は格段に上がります。フィジアンだけでなくインディアンも日本人も大好きなロボ料理ですが、料理は穴を掘ったり石を焼いたりと大がかりになるため、お祝い事などの特別な時にしか作られません。
もし、ロボ料理が食べたいならば、
1.知り合いのフィジアンに頼んでみる。
2.高級リゾートのレストランに行く。街の普通のレストランではロボ料理はない。
3.ブラフェスティバル等の出店でロボ料理が販売されていることがある。
等の選択肢があります。普段気軽に食べられる料理ではありませんが、苦労してでも食べる価値のある料理だと思います。
まずは穴を掘って石を焼く
食材をバナナの葉に乗せて包む
土を被せて数時間蒸し焼きにする
ロボ料理完成。非常に美味。