「その他」の記事一覧(5 / 5ページ)

ダイビング

水中.JPGフィジーのダイビングについて。
大陸から遠く離れた南大洋のまん中にあるフィジーでは、フィジーの国旗そのままの青い海を見ることが出来ます。そして水中はカラフルなサンゴ礁や熱帯魚に溢れており、これらをもとめて世界中のダイバーがフィジーを目指してやってきます。。
筆者は日本でダイビングをしたことはなかったのですが、せっかくの機会なので挑戦する事にしました。
基本的にダイビングをするにはライセンスを取らなければならないので、まずは講習を受けに行きました(体験ダイビングならライセンスは必要ありませんが、せっかくなので)。
ダイビングのライセンスは、いくつかある国際的なダイビング団体がそれぞれ発行しており、その団体の認定を受けた場所で講習を受けて試験に合格するとライセンスが取れます。筆者が取ったのはPADIという最大手の団体のライセンスですが、世界共通なのでどこで取っても世界中で通用します。
フィジーでは日本人インストラクターも何人かいて、フィジーにいながら日本語でダイビングライセンスが取れます。

筆者が行ったのはナンディ近郊の海に面した地球の歩き方にも載ってる「ランデブー」という、フィジアンと結婚した日本人女性の方が経営されているダイビング宿で、問い合わせが日本語OKなのは楽でした。ダイビングのインストラクターは気のいい日本人の若い男性でした。
日程は2泊3日と3泊4日のコースがあったのですが、筆者は仕事があるため2泊3日の最短取得コースにしました。講習は学科と、プールでの講座と、実際に沖までボートで行って2回ダイビングして、最後に試験を受ける流れになっていました。
仲間5人で参加したのですが、講習と言ってもそれほど難しいものではなく、旅行気分で楽しくライセンス取得できました。
料金はダイビング講習料は575ドル(5人で行ったので割安になりました)、宿泊費は一泊45ドル(シャワー・トイレ共同2人部屋)で、これに食費、交通費、酒代を含めてトータルで750ドル(3万7千円)程度でした。

ライセンスを取って2週間後(ライセンスはまだ送られてこなかったのですが、代わりに講習を終了した証明書を提示すると潜れます)、さっそくダイビングに行ってきました(コーラルコースト)。今度のガイドはフィジアンだったのですが、水中では英語も日本語も関係ないので問題ありませんでした。
しかし、この日は波が高く、ボートの揺れが激しかったので船酔いしてしまい、大変しんどい思いをしました。船酔いしやすい人は酔い止めが必須です。
なお、このときの料金は2ダイブで175ドルでした。


ホームステイ

お世話になったお宅筆者はわけあって2ヶ月間フィジーの一般家庭にホームステイしてたことがあります。
その家庭はインディアンのイスラム教徒で、お父さんとお母さん、10代の息子の3人家族でした。お父さんの仕事は公務員で、お母さんは専業主婦、息子は学校に通っていました。
広くはないものの、きれいな家で、庭にはお母さんが手入れしている花がいつも咲いていました。
私には元々息子がいた部屋をあてがわれましたが、その代わり息子は毎日リビングで寝ていました。はじめから2カ月の予定だったので彼も我慢してくれたのでしょう。
私は食費光熱費全部込みで月350ドル(約17,000円)払っていました。これはフィジーでは結構な額で、おそらくお父さんの給料の1/4ぐらいはあったかもしれません。お前がきたおかげて、うちのご飯が贅沢になったと息子にいわれました。
ホームステイの受け入れは、良い副収入になるため、受け入れたいと言っている家庭は少なくありません。もしもホームステイしたいのなら、ローカルの知り合いに頼めばだれか紹介してくれるに違いありません。
ホームステイは相手国の生活文化に直に触れることのできる貴重な機会であり、学ぶことや考えさせられることも多い半面、生活習慣の違いから来る気苦労もまたあります。以下に筆者が体験したホームステイの長所と短所をまとめました。

○長所
・英語力が伸びる
話さないと生活できないので、どんどん英会話能力が高まります。しかし、私以外の家族間での会話は現地語なので、英語がネイティブな国のホームステイほど効果は期待できません。しかし、ホームステイしている日本人の中には、現地語を勉強して話せるようになった人もいます。

・現地の食生活を直に体験できる
お店でもフィジーの料理を食べることが出来ますが、一般家庭で食べているものとは少し違います。お母さんは私に気を使って、日本食も作ろうかと言ってきてくれましたが、筆者は、「それは日本に帰ったらいくらでも食べることが出来るので、ここでは地元の物が食べたい」とお断りしました。
しかし、インディアンだからと言って、毎日カレーを食べているわけではありませんでした。スープや魚のフライ、チャーハン等も出ました。

・現地の人の知り合いが増える
家には親戚や近所の人もよくやってくるので、色々な人と関わる機会が増えます。

・宗教が生活に深く根ざしていることに感銘を受けた
筆者の家族はムスリム(イスラム教徒)だったのですが、やはり毎日数回礼拝していました。その間筆者はテレビも消して静かに眺めていました。また、お父さんはよくモスク(イスラム寺院)に行ってお祈りしていました。今時の若者である息子も、時々礼拝していました。日本ではなかなか見ることのできない光景でした。「ムスリムはいいぞ。みな兄弟だ。お前もどうだ?」と言われましたが。お断りしました。
なお、日本でそれが話題になることも少ないのですが、こちらでは信仰している宗教について時々聞かれます。筆者は神道ということにしておきました。日本の伝統的な宗教で、ヒンドゥー教のようなものだ(神様がいっぱいいる点)、と答えておけば、それ以上質問はありませんでした。

・何もしなくていい
食事も洗濯も掃除もすべてやってもらっていたので楽でした。光熱費も込だったので、支払いも自分で行く必要ありません。筆者の仕事は留守番ぐらいでした。

○短所
・プライバシーの観念が薄い
一部屋貸してくれたのはいいのですが、プライバシーはあまりありません。はじめはいかなる時もドアを閉めるなと言われました。それは無視しましたが、いきなり入ってくるし油断できませんでした。慣れない環境で精神的に疲れて一人になりたい時も、ずっと部屋にいると具合が悪いのか?と部屋にやってきて聞かれます。フィジーでは(インディアンもフィジアンも)一人で部屋に閉じこもって過ごすと言う事は普通ではないようです。

・鍵をくれなかった
短期だったので鍵をくれませんでした。私が家に帰ってきたら、皆外出していて、中に入れず困ったことが何度もありました。また、家族が寝た後、深夜に帰ることも解錠のために起こすと悪いので遠慮してました。

・いっぱい食べさせられる
フィジーのインディアンは大食いの人が多いです。私は日本人としては普通だと思うのですが、フィジーの人から見ればかなり小食に見えるようです。また、どちらかと言えば細身なので、食事はいつも大盛りにされました。
多少は遠慮するのですが、断り切れず、いつも腹いっぱい食べてました。食後はいつもぐったりしていました。
ひと月ぐらいたって、お母さんから「お前最近太ってきたな。いいね」と言われました。よくないです。

・酒が飲めない
ムスリムの家庭だったので家では酒が飲めません。一度、外で少し飲んで帰ってきたことがあったのですが、お母さんから「お前が酒臭い息で帰ってきたから部屋がけがれた。お祈りが出来ない」と叱られました。お父さんは私が異なる文化の人間であることを理解しており、外でなら自由にやっていいといわれていたのですが、お母さんはムスリムの家にいるのならお前もムスリムだと言われました。それ以来、外で酒飲んだ日は帰らないことにしました。

サブコンテンツ

このページの先頭へ