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キングスロードの旅

フィジーの首都スバと第二の都市ラウトカを結ぶ道路には南周りのクイーンズロード(221km)と北周りのキングスロード(265km)があります。クイーンズロードの方が距離が短く、道路の状態も良いので、普通はスバ~ラウトカ間(ナンディも)を移動する場合はクイーンズロードを経由します。なので、あまりキングスロードを行くことはないのですが、キングスロード沿いに見えるビチレブ島の北部の自然もまた、クイーンズロードにない趣があります。
途中未舗装区間があったり、橋が木で出来ていたり、フィジーの重要な幹線道路の割には素朴すぎる感じがしますが、交通量が少ないので、特に資金を投入して整備する必要性が薄いと考えれられます。車窓から見えるのはリゾートや観光とは無縁の、そのままのフィジーの光景です。
クイーンズロードに比べて、1時間半ほど余計にかかり(クイーンズロード5時間弱、キングスロード6時間強)、料金も2ドルほど割高ですが、みなれない新たな風景を見つけることができると思います。時間がある時にでも一度行ってみる価値はあります。

☆キングスロードの動画

 

☆キングスロードの光景
木の橋

未舗装道路にかかる木の橋

丘陵とサトウキビ畑.JPGフィジー北部では延々と丘陵地帯とサトウキビ畑の長閑な風景が続く。海はあまり見えない。

スバ

フィジーの首都スバ。1882年にレブカから遷都して以来、政治的にも経済的にもフィジーの中心であり続けています。人口は約17万人、フィジーのみならず南大洋州最大の都市です。日本で言うと地方の小都市ぐらいの人口なのですが、ここにはフィジー全土からエネルギッシュなフィジー人が集まってくるため、スバでは人口以上の街の迫力や勢いを感じます。

街の雰囲気も都会的で近代的。中心部には高層ビルが立ち並び、合間を行き交う人の流れのスピードは速く、車の行き来もフィジーの他の都市に比べ圧倒的に多いです。大型ショッピングセンターには高価なブランド品や家電製品も売られており、世界時間の先頭にきっちりついていっています。フィジアンビレッジとは流れる時間が根本的に異なり、同じ国かと思うほどです。

政治・経済の中心地でいつもにぎわっているスバですが、一方では、公園はよく整備され、海にも面しているため、喧騒を離れて一息つく場所も数多い、懐の深さも見せています。
日本からの旅行では、ほとんどがナンディ周辺のリゾートで完結していますが、それではフィジーと言う国の一部でしかありません。フィジーという国を知る上で、スバは欠かすことができません。リゾートではありませんが、日程に余裕があれば足を延ばしてみることをお勧めします。店は多いし、レストランの味のレベルはフィジーで一番です。退屈しないですよ。

☆スバの動画

☆スバの写真

時計台.JPG 行政府の時計台。歴史を感じさせる威容である。

スバの高層ビル

高層ビルも少なくない

スバの雑踏

人や車の行き来も多い。

タプー

新しい大型ショッピングセンター

スバ港.JPGスバは海に面した港町でもある

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