水道

フィジーの都市部では上下水道が整備されており、途上国では珍しいことなのですが、水道水は基本的にそのまま飲めます。ただし、水道の専門家の方が言うには水質はそれほどよくなく、煮沸してから飲んだ方がよいとのこと。筆者の主観では、スバの水は臭みがあり、そのまま飲む気にはなれませんが、ナンディ・ラウトカ(水源はほとんど同じ)の水道水はそれほど不味いとは感じず、筆者はそのまま飲んでますが、腹を壊したことはありません。

漏水中.jpgまた、一部の地域では断水が頻繁にありますが、大半の地域では24時間安定的に水が出ます。水道料金は安く、筆者の場合、上下水合わせて3カ月で20ドル(1000円)ぐらいです。
フィジーの水道の問題点ですが、水道管が古く破れやすくなっており、街の至る所で漏水がみられます。話によれば、なんと水道水の7割が漏水しているそうです。また、水道を管理している会社がいいかげんで、何かの間違いで多額の水道料金の請求がくることもしばしばあるようで、トラブルになっている話をよく聞きます。

電気

電気2フィジーの都市部では電気がほぼ問題なく使えます。しかし、田舎の方に行くと(あるいは離島など)まだ電気がなかったり、自家発電で夕方にしか電気が使えないというところもあります。停電もたまにありますが、大抵数時間で復旧します。電気代は筆者の場合ひと月90ドル程度でやや高く感じます。しかし、不思議なことに同様の生活をしている友人では20ドルだったり、40ドルだったりする人もいて、おそらく電気メーターの作りがいい加減なので、このような差が生じるのだと解釈しています。
電圧は 240V であり日本の電気製品を利用するには変圧器が必要な場合があります(数千円。フィジーでは売っていない。)。コンセントはO(オー)タイプといって穴がハの字になっています(写真参照)。日本の電気製品を使うには変換コネクターが必要ですが、日本で数百円で売っていますし、フィジーでも2ドル程度で売っています。

ところで、フィジーの主島ビチレブ島の電気はたった一つの水力発電所によって賄われています。モナサブダムといって、フィジーのほぼ中央部の標高700m付近に位置し、1982年に完成しました。見た所、思ったより小さなダムで、これでビチレブ全体をカバーできるのかと思いましたが、フィジー自体が日本で言う一つの県ぐらいの人口しないないのでそれで十分のようです(なお、関係者以外立ち入り禁止です)。

モナサブダム.JPG

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