チョプシー

チョプシーとは野菜炒めを通常ライス(キャッサバ・ダロ・麺もあり)の上に乗っけた日本で言う中華丼のような食べ物で、フィジーのレストランのほとんどで食べることが出来ます。あまり家庭で作られることはないようですが、外食の中では最も人気があるメニューと言えます。
値段は庶民的な店で5ドル前後、高級店だと10ドル程度です。
チョプシーに使われる野菜は様々で、主に旬の野菜が使われています。庶民の味なので決まりきったレシピがあるわけではなく、店ごとに大きく味は異なります。
鶏肉の入ったチキンチョプシーが最もポピュラーですが、牛肉や豚肉の入ったもの、あるは肉が入っていないベジタブルチョプシーもあります。

また、よく似た料理にチリチキンとステアーフライがあります。チリチキンは辛味の効いたチキン入り野菜炒めで、チョプシー同様ライス等にかけて食べます。値段はチョプシーと同じか少し高いぐらいです。ステアーフライはシチュー風味チョプシーのような感じです。
この3つの料理はあまり明確に区別されていないようです。ある店でチリチキンを頼むと、ある店のステアーフライのような味の物が出てくる時もあります。
いずれにせよ、安い、早い、美味いの料理なので、一度フラッと小さな飯屋に入って、チョプシーなど注文してみてはいかがでしょうか。
チキンチョプシー - コピー

チキンチョプシー(4.5ドル、スバ、Joji’s(市役所裏手))

チリチキン - コピー

チリチキン(12ドル、スバ、キャピタルパレス。高級店ではライスと別々に出てくる)

ステアーフライ - コピー

ステアーフライ(25ドル!、タベウニ島某ホテル)

ラウトカ漁港.jpgフィジーは日本と同じく海に囲まれた島国なのでいつでも新鮮な魚が食べられる、とお思いの方も多いでしょうか、それは違います。日本であれば、魚を取った後、氷水に漬けて港まで持ち帰るなどして鮮度を保持しますが、フィジーでは基本的に獲った後は何もせずそのまま持ち帰ります。フィジーは年中気温が高いため、傷むのも早く、マーケットに並ぶころにはかなり鮮度が落ちている、ということです。
そもそも、フィジーでは日本のように魚を刺身で食べる習慣がなく、大抵フライにするかカレーにするかなど、加熱調理するので、あまり鮮度に気を使う必要はありません。フィジーの漁業方式が遅れているとかいう事ではなく、食文化の違いなので仕方がありません。
魚は通常マーケットや街の冷凍魚屋か、あるは幹線道路の道端で売っています。
しかし、もしも刺身で食べたいというなら、漁港に行って陸揚げされた直後の魚を買うのがよいでしょう。特に朝方だと、気温の低い晩に獲れた魚が朝にそのまま陸揚げされ(前日の昼間の魚も混じりますが)、鮮度の低下も最低限なので、お勧めです。しかし、如何な朝方でも、獲れてすぐの魚も、時間が経った魚も一緒に売られるので、魚を見る目は必要です。簡単なチェックポイントを書いておきます。
ただし、漁港ではなくマーケット等で魚を買う時はまた違ってきます。基本的に魚を売る時には、法律で、エラとはらわたを取り除かなければならないので、漁港以外で売っている魚の鮮度をみるのはやや難しくなります。
ところで、魚は一年中獲れ、特に旬の時期はありません。しかし、気温の低い冬(8月前後)は鮮度が落ちにくく、お勧めです。値段は漁港で買う場合、小型~中型の魚9匹程度で15ドル(750円程度)です。
魚の見方

魚の見方

熱帯魚

購入した熱帯の魚

刺身.JPGさばいて刺身に。フィジーでは最高の贅沢ですね

サブコンテンツ

このページの先頭へ