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映画

映画館.jpgフィジーにはスバにヴィレッジ6、ラウトカにヴィレッジ4という大きな映画館があります。とてもきれいな映画館で、日本と変わらず皆ポップコーン食べてとコーラを飲みながら鑑賞しています。デートの定番なのか、カップルも多く見受けられます。また、その他地方都市にもローカルな雰囲気の映画館がある街もあります。
映画の料金は6ドル程度です。日本円で300円程度と、日本に比べて数分の一の値段ですが、上映されているのはハリウッド等の世界の最新作です。もちろん英語なので、完全に理解するにはかなり高度な英語力が必要となりますが、勉強のために行くのもいいかもしれません。
しかし、すべてがそうではないものの、世界中に配給するために作られる映画は、英語があまり理解できない人でも楽しめるような、アクションの映像等を重視しているため、英語力はいまいちでもそれなりに楽しめます。

また、フィジーにはインディアンが大勢いるため、インド映画も上映されています。ハリウッドに対抗してかボリウッドというのがあってインド映画の聖地となっているようです。新聞にはこのボリウッドの芸能記事が毎日載っています。インド映画はフィジーでも人気のようです。
インド映画の特徴は、難しいストーリーよりも、とことん娯楽を追求しているため、アクション、ギャグ、ロマンス、歌、ダンス等、エンターテーメントに必要な要素をすべて詰め込んだごった煮的構成になっており、これまた言葉がいまいちわからなくとも要素要素で楽しめます。なお、インド映画の女優さんはとても綺麗でスタイルがよいです。

映画鑑賞の注意点は、中はエアコンが効きすぎて寒いので、上に羽織るものを持って行った方がいいでしょう。上映作と上映時間は新聞に毎日掲載されています。

新聞

フィジーでは数種類の新聞があって、それぞれが毎日発行されています(フィジー周辺の小国では日刊紙は少ないあるいは無いので、このことを知ると驚きます)。
まず、フィジータイムス(The Fiji Times)とフィジーサン(Fiji Sun)という二大新聞が有名で、その他、デイリーポストやフィジー語、ヒンディー語、中国語の新聞もあります。フィジータイムスの値段はは土曜日90セントのほかは80セント、フィジーサン平日80セント、土日は90セントと高くなりますが、その分紙面が多いです。
日本では新聞購入は配達が基本ですが、フィジーでは朝に商店あるいは道端で買うのが最も多いパターンです(配達システムもありますが)。

タイムス - コピーさて、いくつかあるフィジーの新聞で最もメジャーなのはなんといってもフィジータイムスで、1869年から発行されており、伝統と格式では他の新聞を圧倒しています(読売新聞ですら1874年創刊です!)。もうタイムスというのは新聞の代名詞になっています(筆者がサンを読んでたら、読み終わったらそのタイムス貸して、とか言われることもあるぐらいです)。
それだけに内容は(サンに比べ)重厚で硬派な記事が多い印象を受けます。

サン - コピー一方、タイムスの向こうを張るサンですが、こちらは1999年創刊の比較的新しい新聞です。記事はタイムスに比べバラエティーに富んでおり、特に地方ニュースに強いと言えます。日本人のニュースが載りやすいのもサンの方です。また、50セントセールや、スピードくじなど、販売促進キャンペーンを実施する時もあり、打倒タイムスの気概を感じます。

とはいえ、多少編集方針が異なるものの、社会ニュース、社説、投書欄、国際ニュース、スポーツ等、基本的な紙面の作りは同じで、どちらか一紙読めば、日々の情報収集には事足りるでしょう。

日本では新聞離れが進んでいるようですが、フィジー人は新聞が大好きです。インターネット環境やテレビが充実していないので情報収集としてはやはり新聞が一番なのでしょう。また、暇な時の暇つぶしの娯楽としての側面もありそうです。暇つぶしと言えば特に、新聞の後半に載っている、求人等のお知らせ欄が面白いです。求人、訃報、誕生日のお祝い、中古車の売買等様々な情報に溢れています。中にはガールフレンド募集から会社の金使いこんで首になった人の絶縁状などもあって、暇な時はなかなか楽しめます。

筆者は毎朝通勤途中でサンを買って職場に行くのですが(タイムスは別の人が買ってくるため)、読んだ後、机の上に置いておいたら同僚達で回し読みします。誰かが持っていって最後にはどこかに行ってしまう事もよくあります。

また、バスやミニバスの中で新聞を読んでいて(出発までの待ち時間)、読み終わって膝の上にでも置いておいたら、筆者の経験上50%以上の確率で隣のおじさんがそれ貸して、と言ってきます。

みんな新聞は大好きなのですが、回し読みするため、自分で買う人はあまり多くないようです。それだけに買って持っていくと喜ばれます。
求人等 - コピー

新聞の投稿情報欄。暇つぶしに最適。

日曜版 - コピー

なお、日曜日はそれぞれ「サンデータイムス(左)」と「サンデーサン(右)」になる。

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