マナー・タブー

フィジー人も日本人も人種は違えど同じ人間なので、基本的なマナー・タブーについては共通する部分が多いと思います。なので、日本人としての良識を持って、相手に接するのあれば、フィジーでも概ねトラブルは起きないと思います。また、フィジー人は寛大な(細かいことは気にしない)人が多いので、多少のことは大目に見てくれるでしょう。しかしながら、いくつかの注意点があります。

・フィジーはレディーファーストの国です。バスで満員の時、座っている男性は立っている女性に席を譲らなければいけません。また、筆者の職場の場合、会食の時は基本的に女性が先に料理をとります。明文化された決まりではありませんが、このあたりを疎かにするとひんしゅくを買う事になるでしょう。

・フィジーは多宗教の国であり、それぞれの宗教にタブーがあります。ヒンドゥー教徒は牛肉を食べない、イスラム教徒は豚肉を食べない、酒を飲まない等の宗教に関する基本知識は知っておくべきです。彼らの中には家の中に持ち込むことだけで、穢れを感じる人もいます。

フィジアンビレッジには独特のマナーがありますが、村は平和で穏やかな雰囲気に満ちています。過度の心配は無用かと。

・フィジアンビレッジ訪問の際には独特の作法があります。村では帽子をかぶってはいけないことになっています。そして女性はミニスカートは厳禁です。つま先まで隠れるスカートを着用するか、スルを腰に巻きましょう。ズボンも良くないようです。
また、ビレッジを訪れる際には、グロッグ(ヤンゴナ/カバ)を持参するのがマナーとなっていますが、実際、日本人がフィジアンの村に誘われて遊びに行くような場合には必ずしも必要と言うわけでもないようなので、誘ってくれた人に何を持って来るべきか訊いてみるとよいと思います。また、誘われてもおらず、知り合いも誰もいない村に入るのは基本的に御法度です。

・グロッグに関して、始めの一杯は嫌いでも受けなくてはいけません。

しかし実際、フィジー独特のマナー・タブーを知らずに大問題になったという話は聞いたことがありません。むしろ日本人の若者集団が高級レストランで騒いで、出入り禁止になった事例等、基本的な常識欠如によるトラブルの方が多いと思われます。まずはそこから気をつけましょう。

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