フィジー旅行
フィジーは1960年代から国策として観光業を積極的に推進してきて、現在は南太平洋随一の観光国として日本においても知られた存在なっています。
そんなフィジーの観光地としてのセールスポイントは、
1.美しい海で多様なマリンスポーツが楽しめる
2.美しく豊かな自然が残る島々(ヤサワ諸島やマナ島のような離島リゾートも人気)
3.常夏で冬が無い
4.高級リゾートホテル、特にヒルトンやシェラトン等の一流ホテルチェーンも進出しており、品質は折り紙つき
5.笑顔が素敵でサービス精神満点のフィジー人
6.メラネシアとポリネシアの文化、さらにインド文化が混じりあった独自の文化に触れられる
と、他にもあるかもしれませんが、筆者が思いつく限り書き連ねてみました。
H.I.SのHPで調べてみたところ、5日(移動日を含むので実質3日)の日程で安くて7万円台からですが、13万円前後が価格の中心のようです(時期にもよる)。また、直行便が無いので、成田からの移動に10数時間かかります。
競合する観光地、ハワイだと若干それより安い程度、移動時間は8時間弱、グアムだと2/3ぐらいの料金で、移動時間は3時間半です。
もし、1.~4.の単なるリゾートを旅行に求めるなら、値段や移動時間を考えればハワイやグアムで十分なような気がします。
リゾートもいいが…
タウンにも行ってみよう
やはり、フィジーに来るならフィジーらしさを求めて欲しいと個人的には思います。デナラウのような完全リゾート地や外界から隔離された離島リゾートも素晴らしいとは思いますが、せっかくなので、庶民の暮らす街にも行ってみればなおよいと思います。
タウンのローカルな食堂のご飯も案外美味しいですし、窓のないローカルバスは吹き込む風が気持ちよく、車体がボロボロのタクシーのドライバーは陽気で色々喋りまくり、英語できなくても買い物出来たり…、そんなこんなで1日をリゾート地区以外で過ごしてみてはどうでしょうか。フィジーは治安も悪くないですし、ぼったくりも他の途上国に比べればおとなしい方です。怖くも危険でもありません。
もしくは、ナンディのバス停からだと、バスで4時間で首都スバにつきます。スバが面白いかどうかは意見が分かれますが、その道中にいくつもフィジアンビレッジを通り抜け、右手にはコーラルコーストというきれいな海が広がり、そこから峠を潜り抜けスバに近づくと平地が広がり、ダロ畑や牧場が点在する長閑な風景が見られます。4時間の旅の間、車窓から見える景色は変化に富み、退屈せずにリアルなフィジー見学が出来ると思います。
ところで、フィジーには高級ホテルだけではなく、安宿も多数存在するので、バックパック旅行も出来るのですが、バックパッカーらしい人はあまり見かけません。また、筆者もフィジーの色んな街に行きましたが、スバ、ラウトカ、ナンディ、シンガトカ以外で日本人観光客(もしくは留学生)を見たことがありません(白人は時々いる)。フィジーは物価もそう高くないので、フライトチケットだけ買ってフィジーに来て、あとは気の向くままにフラフラするのも面白いのではないでしょうか。