地震・津波
フィジーでは小さな地震は時折観測されているものの、被害が発生するほどの大きな地震はほとんど発生していません。
津波に関してはバヌアツ、トンガ等では、時折大きな地震が発生するため、津波警報が出されることがあります。ただし1953 年にスバ沖25kmで発生した地震での津波(スバ他で5 名が死亡)以外、大きな発生事例や被害は報告されていません。
2009年9月29日、サモア沖で大地震が発生し、津波で百数十人の命と数万戸の家屋が失われました。近隣にあるフィジーにおいては被害はありませんでしたが、被害の様子は連日新聞等で報道され、フィジー人に地震と津波に対する恐ろしさを強く印象付けたようでした。
そして、それから10日も経たぬ10月8日、今度はバヌアツ沖で大地震が発生し、フィジー全土に津波警報が発令されました。ついこの間のサモアでの惨状が思い出されたのか、この時は街中の人が一斉に高台に逃げて、道路は大渋滞、街は一時ゴーストタウンのようになりました。
結局この時は津波被害はありませんでしたが、フィジー周辺の海域では地震が多いので注意は必要です。
高台に避難する人々